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【パート・アルバイト】面接のコツを紹介!以外なところを見ています

【パート・アルバイト】面接のコツを紹介!以外なところを見ています
「パート・アルバイトの面接って普通落ちなくない?」と、お思いじゃないでしょうか!?

私自身、学生の頃はそう思っていました。


しかし、実際そんなことはありません。落ちる人は落ちるし、受かる人は受かります。

確かに正社員や契約社員よりは、難易度は低いです。ですが、採用する企業側もどうせ採るなら、できるだけ良い人を、と思っています。

使う経費は一緒なので、なるべく良い人を採りたいというのは当たり前の話でもあります。

店長として採用に携わっているので、そこから見えるポイントをまとめます。

面接のコツを紹介【以外なところを見ています】

結論から言って、第一印象が合否の70%くらい(低くても50%)を占めています。

第一印象は本当に大切です。

第一印象というのは、初対面だけにあらず

面接時に、身支度を整えていき面接を頑張ればいい、とお思いの方もいるかもしれません。

実はそれだけでは明らかに不十分です。面接は、最初に申し込みをした時の電話から始まっています。

今の時代はメールから、というのも多いですが、最初はメールでも途中で電話をすることになったり、逆に応募後電話がかかってくるケースもあります。

ファーストコンタクトはほんとに重要

相手はあなたという人物を知りません。事前に書類選考があったとしても、書類でわかるのは経歴だけです。

ここでいうファーストコンタクトというのは、最初の口頭のやり取りを指しています。実際はここでかなり“ふるい”にかけています。

この時は年齢もある程度加味します。例えば、10代と30代以上で社会人経験が違うので、礼儀マナーが同じレベルなわけないですよね。

初対面の挨拶も超重要

上の電話で一定ラインを越えて、いざ面接ということになったとします。この時、最初に面接官に会った時の挨拶や態度・仕草もかなり重要です。

電話では良さそうだったのに、実際に会ってみたら「・・・」と思うことが時々あります。電話と対面ではやはり違うものです。

第一印象はそこまでの流れ全てを指す

ここまでの内容で、冒頭にあげた合否の70%を占めている になります。面接で話も弾んだ、いい感じだった、としても落ちる時は落ちます。

「以外なところを見ている」というのは、上記のような流れで最初から見ているということです。

逆に、面接がイマイチでも最初からの流れがしっかりできていた人の方が、採用に繋がるケースもあります。

この辺については、知っていそうで割と知られていない、というか皆さんわかってない人が非常に多いです。

次に上記の対策を書いていきます。

面接時のポイント【やってはいけないNGも紹介】

上記のポイントを解説します。

電話

言葉ははっきりとしゃべりましょう。電話の場合は、電話機や回線のせいで、対面よりも話が聞き取りにくい場合があります。

例を交えながら解説します。

NG例:返事の時「はい」しか言わない

相手「ご応募ありがとうございます」 あなた「はい」

最近こういう人めちゃくちゃ多いです。「はい」だけで終わっちゃダメですね・・・。

相手「ご応募ありがとうございます」 あなた「はい、よろしくお願いします」など、「はい」の後に続きの言葉を基本入れましょう。

これだけで随分と印象が違うものです。

NG例:回答の歯切れが悪い

相手は電話で色々と聞いてくることも多いです。事前の情報収集や話し方を見ているからですね。

ここで、多少詰まるくらいならいいのですが、大きく答えに詰まったり「え~」とか「あ~」のつなぎが多いと、大丈夫かこいつ・・・ってなっちゃいます。

そんな難しいことは聞いてこないので、はっきりと即答しましょう。

NG例:聞かれるまでだんまり、または余計なことをしゃべりすぎ

基本は相手の話を聞く、で間違いありませんが、場合によっては返事が単発で終わらないようにYES/NOだけで答えず、理由なども軽く付け加えましょう。

逆に、相手の話をさえぎったりして、自分のことを話たり一方的に質問攻めにするのはやめましょう。


ざっとこんな感じですが、電話での注意すべき点としては、相手と「会話をしている」ということを忘れないことです。

最近はメール・ラインが主流のため、文字ではペラペラしゃべれるのに、口頭だと途端にダメになる傾向が強いです。

ロボットみたいな返答しかしてこない人も多いです。相手はこれまでに場数を踏んできた人がほとんど。ロボットもどきの人との会話には魅力を感じません。

メール

年齢とかによっても多少違ってきますが、あまり硬過ぎずやわらか過ぎずで大丈夫です。

ネットを探せばいくらでも定型コピペ文章出てきますが、あまりそれを使いすぎると血の通ってない文章になります。

逆にあまり軽く書かれても、社会人として(学生であっても)最低限のマナーは必要・・・となります。

NG例:初めてなのに「お世話になっております」

文章の書きだしなど、初めてなら「はじめまして」ですね。お世話をしてないのに「お世話になっております」はちょっと・・・ってなります。

お世話になっておりますや、お疲れ様ですは2回目以降にしましょう。また、ご苦労様ですはやめたほうがいいですね。

NG例:句読点がない、改行がない、長い

要点は簡潔に。無駄に一文が長かったり、句読点がなかったり、は日本語力を疑われます。また改行はできる限り幅を揃えましょう。

手紙や履歴書と同様、メールも「相手が読むもの」であるということを、忘れないようにしましょう。

初対面の時

メールと電話をクリアしたら、次はここです。

面接室に自分から入ったり、相手から顔を出してきて案内されたりと、色々なケースが想定されますが、まずは最初会ったら自分からきちんと挨拶をしましょう。

NG例:終始相手の目を見ない

これめっちゃ多いです。恥ずかしいのもわかりますが、どっか遠くを見てたり、あっちの方向いてたり、地面に挨拶してる人もいます。

ずっとガン見しろとはいいませんが、最初はきちっと相手の目を見て挨拶できるかは、非常に重要です。笑顔で挨拶できれば言うことないですね。

NG例:清潔感がない

風呂に入りましょう。歯を磨きましょう。服は洗濯されているものを着ていきましょう。見れば一発でわかります。

あと以外に盲点が靴。髪型も整えられてて服もきれい、でも靴が履き古されていて汚いって人がよくいます。

大人ってまず子供の時と違って靴洗いませんよね(違ってたらすいません)。私もそうです。ですので、なるべくキレイなものをチョイスしましょう。

新品も悪くはありませんが、返ってわざとらしい印象を与える可能性があります(もちろん汚いよりはマシ)。

ちなみに、サンダルやクロックスは論外です。

NG例:入室の際の挨拶なし

自分から部屋に入るにしろ、相手から案内されて入るにしろ必ず「失礼します」と言いましょう。これも出来てない人がかなり多いです。

学校で職員室に入るときに必ず挨拶しろって教わってるはずなんですが。


さて、ここまでで問題なければ、やっと面接のスタートです。

面接の中身の対応については、また別の機会に、と思います。

面接の良し悪しはもちろん重要ですが、ここまでにあげてきたものでさえ、できていないことが多いので、面接が始まる前に面接が終わっているという話ですね。

番外編:書類選考

最近は書類選考が最初にくるところも多いです。

企業によって理由は様々ですが、面接となると時間を取られるので、最初から採用する気がない場合は面接をしなくて済むからですね。

年齢制限が実際はあるのに・・・

例えば、求人する場合に労働関連の法律の影響で、「募集年齢〇歳まで」とは今は書けません。今のご時世、年齢高い人からの応募も多いです。

そもそも30歳くらいまでしか採るつもりもないのに、求人票にそれを書けないので、書類選考という形をとって、意に沿わない応募は問答無用で落とします。

世知辛い世の中です。落とされてる方は、理由がわからないので困りますよね。

NG例:字が汚い

上手いか下手か、ではなく、キレイか汚いかです。メールと同様、履歴書も「相手が読むもの」であることを忘れていけません。

字が汚いだけで落ちる場合もレアですが、良い影響を与えることは一つもありません。下手でもいいから丁寧に書く努力をしましょう。

余談ですが、なにかの申込書など、他人に読めない字(ヘタをすると自分でも読めない)を書く人が平気でいますが、相手が読めない字って、もはや字本来の機能を失ってると思います。

NG例:履歴書の記入日付が入ってない&内容が抽象的すぎ

これもよくあるケースです。いつ書いたものか、確実にするためにもきちんと書きましょう。

内容によっては、どこへでも使いまわせる内容に終始している履歴書もあり、実際に傷み具合などから使い回しを普通に疑う場面すらあります。

採用不採用はタイミングもある

ここまで面接に至る道のりをあげてきました。

普通に書類選考、ファーストコンタクト、面接を無事終えても採用とならないこともしばしばあります。

条件が合わない

面接もOKだったしぜひ採用したい、と思ってはいるものの、不採用になるケースもあります。

面接時に確認されていると思いますが、相手の労働条件とあなたの働ける条件が、妥協点で収まらない場合などです。

これは正直、相手も残念がっています。せっかく面接もOKだったのに、もったいないと思っているはずです。

事前に雇用条件を確認する重要性

こうならないためにも、事前に本音の募集要項を聞いておければ良いですね。

求人票には最低条件(週3日~)だけ書かれていることも多く、実際は週5で出て欲しいとか思っていても、事前にはわからないことがあります。

実際にこちらから聞かなくとも、面接時の話でだいたいわかるはずです。わからない場合は直接聞くのもアリです。

失礼かも?と思うかもしれませんが、そんなことはありませんので、ご安心ください。

採用できる枠に限りがある以上、相手は相手の条件をできる限り満たす人、を選びたがっています。

面接が少々残念でも採用される人もいる

上の例を逆手にとるわけじゃないですが、ちょっと能力やコミュ力に問題ありそうでも、「時間の縛りありません」「いつでも出られます」「明日からいけます」といった、オールフリーはかなりの強みです。

ようするに、相手の困った時間帯や曜日に合わせられますよと言っているに等しいので、こういった場合は、多少残念なところがあっても採用されるケースも多いです。

形式のみの面接?もある

事実、落ちないor形式的なやり取りのみで採用といったバイトもあります。

期間限定とかのバイトはそういったものが多い傾向にあります。

期間があらかじめ決まっているし、仕事の内容も簡単、時間も固定。冒頭の「バイトの面接って普通落ちなくない?」に当てはまる案件ですね。



ここまで色々と見てきましたが、私自身、採用する側になってはじめて意識したことも多いです。

なんとなくはわかっていても、はっきりとはわかっていませんでした。

結局、面接した後に振り返った時、ダメな人は今回挙げたようなこともやっぱりダメでした。

逆に採用して良かったなと思った人は、できてる人が多かったです。

幾度となく面接を実施したことで、今回のような結論になったといえます。