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【失業給付】もらうには?気になる金額はいったいいくら?

【失業給付】もらうには?気になる金額はいったいいくら?
※上記画像は不適当かもしれませんw

聞いたことはあるけれど、よく考えたら「どういうものなの?」っていうのが、世の中には割とあったりします。

「失業保険」なんていうのも、そのうちの1つだったりしますよね?

ということで、その内容を噛み砕いてまとめてみました。

関わることがない人が多いかもしれませんが、なにが起きるかわからない世の中、概要だけでも知っておいて損はありません。逆に知らないと損をするかもしれません。

国が用意した制度なので、使える時には使いましょう。

失業給付もらうには?金額は?

まずは制度の概要を説明します。

失業給付ってなに?

ズバリ、会社等を辞めた後、失業中に国から補助されるお金のことです。管轄は各地の〇〇労働局、簡単に言ってハローワークです。

会社で週20時間~労働で、入れる入らされる「雇用保険」というものが、俗に言う失業保険です。

※加入すると、雇用保険被保険者証という紙のペラいちが渡されます。年金手帳と違って、なくす人も多いと思います。

ちなみに、失業保険というのは、広義には結構指すところが多いですが、私達一般人に身近なのが、直でお金がもらえる失業給付ですね。

※失業手当、失業給付、求職者手当、基本手当 など呼び方がいくつかありますが、全て同じものを指しています。

退職時の理由によって、給付日数が変わります

ここでいう理由というのは、細かい理由(転職、病気、介護)ではなくて、自己都合の退職か、会社都合の退職かです。自己都合は上の細かい理由みたいなもの、会社都合は倒産や解雇です。

会社都合の退職の場合、給付日数が手厚くなっています。辞めたくないのに辞めさせられたのだから、当然といえば当然です。

退職時の理由によって、給付受け取り開始時期に違いがあります

上記の自己都合か会社都合かで、給付のスタート時期が変わります。会社都合なら申請後から1週間後、自己都合は申請後1週間+3ヶ月後から。

いずれにしろ退職したら、必要書類整い次第、早めに手続きした方が良い感じですね。

雇用保険の加入期間によって、給付日数が変わります

・加入期間10年未満
・10年以上20年未満
・20年以上
の3区分です。自己都合加入10年未満で、給付日数最短の90日です。巷ではよくここが基準にされているような気がします。

会社都合で年齢が50歳くらいだと、最大近くで330日とかになります。

退職時の年齢によっても、給付日数が変わってきます。

簡単に言って、若い人ほど少なく、老人に近いほど多くなります。

※この辺りの細かい給付日数については割愛します。厚労省のHPを見れば全部載っていますので、気になった方は見てみてください。
こちら ⇒ ハローワークインターネットサービス - 基本手当の所定給付日数(リンク先の特定受給資格者(理由離職者)は、会社都合での退職を意味します)

相対的に、雑ですが、以下のようになります。
若い   > 加入期間も短い > 少ない
おっさん > 加入期間も長い > 多い

一旦雇用保険を喪失しても、通算できる場合があります

喪失猶予期間は1年です。例えば、3年加入 ⇒ 一旦抜ける ⇒ 1年以内にまた加入。そこから8年。これで加入期間は11年とされます。

但し上の例でいくと、3年加入した後に給付を受け取っていたり、間が1年以上開いた場合には、通算されません。リセットされます。

給付日数に応じた日当金額基準は、退職日直近の約6ヶ月の平均

厳密には180日の平均。税金等天引き前の総支給額が元になります。

例)月収40万手取り30万くらいの場合
  40万×6(ヶ月)=240万
  240万÷180(日)=13,333円

※イメージしやすいように、手取り額をのせただけなので、実際手取り額は関係ありません。

実際に支払われる金額は?

上で算出した金額に対して、80~50%の範囲です。所得が低いほど80%に近く、所得がある程度高い場合は50%です。上の例の場合は50%になるので、6666円くらいになりますね。

また上限もあります。ざっくり7000~8000円くらいです。

これもまた年齢によって変わってきます。基本的には歳が高いほど上限高いです。


ここまでで、おおむね失業給付がわかって頂けるんじゃないかと思います。じゃあいざもらうにはどうしたら良いか。

失業給付、具体的にはどうしたらもらえる?

退職後、離職票を会社からもらって、自分でハローワーク行きます。

自らアクションを起こさないと、一銭ももらえないシステムになっています。また斡旋や助言してくれる人も基本的にはいないと思います。

再就職先がすでに決まっている場合は、考慮まったく不要ですが、そうでない場合は給付期間のこともあるので、気を付けたいところです。

必要な雇用保険離職票は退職前に申請しておくと良い

会社が発行するものなので、事前の退職時の書類提出の際に申請しておけば、特に問題なく、退職後1~2週間で発行されると思います。

失業給付をもらう権利は、退職から1年

もらえる日数に関わらず基本的には、退職日から1年経過で自動的に権利が失効します。給付申請が遅くなり、もらっている最中であっても途中で1年過ぎたら、もらえなくなります。

離職票が手に入ったら、なるべく早めにハローワークいくのが無難ですね。

まとめ

どうでしょう、概要わかってもらえましたでしょうか。

失業給付ありきで、退職される方はいないかもしれませんが、制度を知っておくと、色々と工夫できる部分もあるんじゃないかと思います。

例えば、加入期間とか。9年半年で退職して受給したらもったいないですよね。

また基礎額が退職直前180日の平均なので、職場が許すなら、超残業しておくとかも、アリっちゃありかもしれませんね。

やんごとなき理由で緊急退職となった場合はどうにもならないですが、ある程度計画的に退職できる場合で、且つ再就職先が決まっていない場合は、考慮に入れても良いかもです。