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【パート向け】クレームの対応方法って難しい?【割と簡単です】

クレームの対応方法って難しい?【実は簡単です】
飲食や小売り、またはコールセンターなど、お客様の窓口になりえるところに、圧倒的に多いのがクレーム。

そんなクレームに頭を悩ませている・・・、なんか良い対応方法ってないの?


そんな疑問にお答えしていきます。


私が10年以上小売りで接客した経験を基に語りますが、全て正しいわけじゃないので、参考程度にしてください。

クレームの対応方法って難しい?

簡単といえば、簡単です。なぜなら職位や立場によって、対応方法がかなり違うからです。

難しいことはありませんが、めんどくさいことになる時はあります。対応の話の前に、少し前置きを・・・。

そもそもクレームって?

一般的には、店や窓口に、お客様から口頭や電話、メール(文書)で、意見や苦情を言ってくるものを、指していると思います。

クレーム自体、生粋のクレーマーからの不当なクレームなのか、普通のお客様からのご意見に近いものなのか、など本当に多種様々。

いずれにしろ、窓口になるところで働いている人からすれば、一つの悩みの種ですよね?クレームもなく平和に1日の仕事を終えたいところです。

計画的に発生するものではない

クレームはあらかじめ決まった時間、タイミングで発生するものではないので、そこで発生する心理的負担や、時間の消費など、計画を狂わせる大きな要因にもなります。

大規模なものに発展してしまうと、事後対応で、数日に跨る事態になることもしばしば。

今日予定していたやる事など、クレームが発生したために出来なかった・・・、残業になってしまった・・・という経験おありじゃないでしょうか?

マニュアルは一応あるけど・・・

マニュアル化されていることも、多いかもしれませんが、咄嗟に起きることが多いクレーム、口頭や電話だと頭が真っ白になって、そんなマニュアル通り対応をできる人の方が少ないんじゃないでしょうか。

また、内容も多岐に渡るので、ぶっちゃけマニュアルで対応できる部分なんて、受け答えの基礎や繋ぎの言葉くらいしか使い道ないような気がします。

受ける人の立場によって対応の仕方が変わってくる

クレームは受ける立場によって、対応内容が変わってくる部分があります。当然といえば当然ですが、パートと責任者で対応が一緒なわけでないですよね。

本記事では、最初の初期対応について書いていきたいと思います。実は初期対応がかなり重要で、最初の3分くらいでその後の展開が大きく変わるといっても過言ではありません。

クレームって簡単に言って2種類ある

①言いがかりやクレーマーによる理不尽なクレーム
②サービス提供側(店など)の不手際やミスが原因のクレーム

①言いがかりやクレーマーによる理不尽なクレーム

会話冒頭でとりあえず謝罪の言葉は発しつつも、話を少し聞いて、不当と感じたら、もう謝罪の必要はありません。

不当か不当じゃないかの基準がわからない場合は、相手をお客様と見ずに普通に会話している他人、くらいにある程度客観的に見て話の内容を判断しましょう。

「あれ?なんか話おかしくない?」と思ったらおかしいです。お客様でも普通の人でも、おかしいことはおかしいです。過度なお客様補正は外しましょう。

相手が生粋のクレーマーの場合、いかにこちらが冷静でいられるか、が重要になってきます。相手のペースに乗せられないように注意しましょう。

相手はこういった状況に慣れています。まくし立てる、怒鳴るなどあらゆる手段で冷静さと思考力を奪おうとしてきます。

クレームとはちょっと違いますが、釣り銭詐欺なんかもいい例ですね。

最近の自動釣銭機じゃ起きないですが、関係ない話をいっぱいして、レジ係を混乱させておき、お釣りもらったのに「もらってない、早くしろ!」ってやつですね。

②サービス提供側(店など)の不手際やミスが原因のクレーム

こちらのケースは、謝り倒すのみですね。大半の場合、自分の不手際ではないのに、たまたまその時間そこに居ただけで窓口になることがあります。

お客様からしたら、不手際やミスは個人がしたものではなく「店や企業としての過失」と、捉えるのが基本なので、自分がやったことではなくても、謝罪するのみですね。

納得はできないと思いますが、そこは仕事です。割り切りましょう。

謝罪する際には「すみません」ではなくて、「申し訳ございません」と謝りましょう。「すいません」「ごめんなさい」の類は、お客様との信頼関係がない場合は、かえって火に油を注ぐ原因になりかねません。
※すいませんも話し言葉?なので、正確にはすみませんです。

クレームの具体的な対応方法

では、具体的な対応方法について書いていきます。

以下の対応は、口頭や電話でのやりとりのものになります。

上記①についてもう少し掘り下げます

じゃあ適切な初期対応ってなんでしょうって話ですが、これは先ほども述べたように、職位や立場によって変わってきます。

また、経験上、クレームは初期対応をミスると、話のスジがずれていって、話が大きくなることが多いです。適切な初期対応が望ましいですね。

「ではすぐに上司、責任者を呼びましょう!相手をするだけ時間の無駄です」と言いたいところですが、そこはちょっと待ってください。

最低限の話はする必要があります。実はここが出来ない人が結構多いです。

よく見てきたパターンでは大きく3つ

①話をろくに聞かず(聞けずが正しいかも)すぐ上司を呼んじゃうパート
②話を聞いても噛み合わず(パート側の対話力不足で)炎上させた上で上司を呼ぶパート
③話をしても噛み合わず(お客様がバ〇すぎて)お客様が切れだしたので上司を呼ぶパート


①は、内容もわからないまま丸投げされた上司が困ります。これはこれで、相手も同じ説明を2回すること等になり、怒りだすケースが多いです。

②の場合に多いですが、よくある「責任者出せ!」状態になってしまっている時点で、初期対応は失敗しているといっていいでしょう。

③の場合はパートでも、お客様に対して礼儀を欠くことなく、こちらの主張を述べた上でのことなので、仕方のないことですね。

柔軟に対応する必要性

いずれのケースにしても、理想的な対応としては、とりあえず相手の「話の概要は聞く」、その上で「上司に投げる」がポイント。

怒らせないようにしましょう

文句を言いたい側はまったく話を聞いてくれなくてもイライラしますし、言ったのに理解できない人間と話してるのもまたイライラします。

そもそも相手は怒ってスタートしていると思いますので、火に油を注ぐのはなるべく避けましょう。

タイミングが割と重要

話を一旦切る適正なタイミングは、話をある程度聞いた上で「私では判断致しかねますので、上の者を呼ぶので、少々お待ちいただけますか」といった感じになります。

話も聞かず上司丸投げしたわけでもなく、話をした上で適正な職権者に委ねる、といった具合です。

対応はこれで充分

「一定の応対をした上で上司に投げる」、これで窓口は充分役目を果たしていると思います。

これでお客様もある程度は納得しますし、投げられた上司も概要がわかる、パートも必要以上にお客様に怒られることがない。

最終的には高い給料をもらっている、責任を取るのが仕事の責任者に投げてしまえばいいんです。

クレームそのものはあまり気にしない方が良い

最後になりますが、クレームは「あまり引きずらない」のが吉です。

自分に原因があっての場合は反省の材料にする、くらいは必要ですが、そうでない場合は、こういうこともあったなぁ程度でさっさと忘れるくらいが、ベストです。

衝撃的だった場合は簡単に忘れることはできませんが、気にしない努力も必要です。ある種感覚を麻痺させるような感じです。

実はクレームって全体から見ると、超少ない

これは事実データなので間違いありませんが、1万人の月間客数で、大小様々なクレームを総合しても、発生件数は数件から数十件(これは多い)です。余裕で1%未満なんです。

仮に1%以上クレームがある店や企業は、サービスや接客自体に問題があるとしか思えません。

つまり大半のお客様は、良いか普通のお客様なんです。1%未満の少数派に心を砕くって馬鹿馬鹿しいと思いませんか。

それよりも多数派へのプラスのアクションや満足度を上げた方が、よっぽど生産的じゃないでしょうか。

そういう考え方をすると、クレームってあまり気にならなくなったります。SNSで批判的なことばかりいう人と同じレベルですね。

怒られてイイ気持ちになる人は基本いない

誰しも何歳になっても人に怒られるということに、不快さを感じない人はいません。それが家族や友人でもない赤の他人になるとなおさらです。

ア〇ロじゃないけど、親にだってまともに怒られたことないのに!って、学生くらいの年齢ですと、お客様に怒鳴られただけでトラウマになって、退職する人も普通にいます。

せっかくやり始めたのに、そういったことで辞めちゃうのはもったいないですよね。そういった人を守ってあげられるような先輩、上司、会社であると理想的だな思います。

ニートからの脱出【ニートってやめないとなにかまずいの?】

ニートからの脱出【ニートってやめないとなにかまずいの?】
ニートから脱出したいんだけど、まずはなにをしたらのいいの?っていうか自分はなにができるの?


この状態を抜け出したい、または抜け出さなきゃいけない・・・って思っているけど、なんとなく日々を繰り返しているうちに、だんだんと感覚も麻痺してきて・・・、しかも別に生きてはいけているということで、ニートを続けてしまっているって方も多いんじゃないでしょうか。


そういった方のために、ニート歴3年もあった私が、当時思っていたことや実際に抜けるためになにをしたかなど書いていきたいと思います。

※ニート期間を誇っているわけでありません。結果的にそんな長くニートをやっていただけです。だからこそわかる部分があると思っています。


ニートって脱出しないとなにかまずいの?

そもそも論ですが、ニートやってても別に生きていけてるし、働いたりなにかしなくても別にいいんじゃね?って思ってる方もいるかもしれません。そういう人は、とりあえずそのままでいいと思います。

しかし大多数の人は、ただ空気を吸ってただ生きてる・・・みたいな、中身が伴わない状態はだんだん居心地が悪くなってきます。また以下を見てもらえればわかりますが・・・。

好きでニートをやってるわけじゃない。

というもの、おそらくですが、大半のニートは置かれた現状に満足していません。そもそも誰しもニートになりたくてニートをやっているわけじゃないからです。

色々な理由があってその現状になった、という方が大半じゃないでしょうか。家庭の事情や学校での事情、働いた職場でのこと、交友関係などなど、本人の望む望まざる関係なしにそういった状況に結果的になってしまったというのが現実だと思います。

なので、やめないとまずいというより、やめたいけど過去のことなどもあり、踏ん切りがつかないまま現状維持をなんとなく続けている・・・といった感じが大半じゃないでしょうか。

ニートだった時に思ったこと。

20代半ばだった当時、3年ぐらいニートをやっていましたが、なんとなくというか、時たまというか、以下のように思っていました。
(ちょっと長くなります。飛ばしてもらっても大丈夫です)

ニートはなにも生み出していない

国民の三大義務「教育・勤労・納税」がありますが、学生後ニートの場合、後者2つは、おそらく満たせていません。そもそもそんな小難しいこと四六時中考えていきているわけじゃありませんが、憲法で定められていて、日本国民として生きている以上は、避けて通れない責務です。

(話が逸れますが、こういった観念を真面目に順守しようとする国民性が、まさに日本人・・・なのかもしれませんが)

また、なにも生み出していないとはいっても、生んでいるものもあります。二酸化炭素と排泄物(う〇こ)ですね。ですがこれらは基本的になんの役にも立ちませんよね。

社会の目、というより親・親族の目がきつい

仕事を辞めてニート生活に入った当初は、特になにもありませんでしたが、さすがに1年2年と経つと、親もなんであいつは仕事しないんだ?とか従兄の兄ちゃんがきて「働かないの?」なんて発破をかけてくる、、なんてこともありました。

社会の目=近所の目ぐらいのものですが、そこは意識しなくてもたぶん大丈夫です。他人は思ったより他人に対して興味がありません。

※この辺りはコンプレックスと似ています。コンプレックスがない人間はいませんが、本人が気にしていることは、実は他人がまったく気にしていなかったりします。

ただ、ニートをしている当の本人からしてみれば、近所の人とすらも会いたくないと思ってる人がほとんどじゃないでしょうか。

私もそうでした。

普段接する機会があまりない相手とだと、会話の種が「最近学校どうなの」とか「仕事忙しいの?」とかそんな話題しかないからですね。

ニートだとそれに答えることができないので、だんだんと会うのすら嫌だ・・・となってきます。学校へ行ったり、仕事をしていないとなんとなく生きずらい・・・と感じてしまう、日本のこの環境は個人的にはどうかと思っていますけどね。

金がとにかくない

もちろんですが、仕事をしていないので大半の人は金がないはずです。生きているだけで金が出ていくので当たり前です。親が金持ちとかそういうケースもあるでしょうが、レアでしょう。

そういった場合でも所詮は人の金なので、どこかしら引け目があるかもしれません。ニート期間が長くなればなるほど、金はないといっても過言ではないでしょう。

当時たばこを吸っていましたが、金がない+風邪で体調崩したことを契機に、一度数年たばこをやめたくらいです。※社会復帰してからは吸いまくってます。たばこの出費はバカになりません・・・。

生きていてなんとなく楽しくない。充実感がない

そもそも好きでニートをしているわけではないので、楽しいわけがないですよね。またなにかするにしても、小金が必要なケースがほとんど。金がない→外に出ない→金が・・・の完全な負のスパイラルです。

金がないだけでやれることが恐ろしく制限されるので、そういった点からみても、楽しい要素は減っていきますよね。

社会にたいしてなんら貢献していない

人として生まれてきた以上は、心のどこかで、もしくは無意識に、人の役に立ちたいまたは必要とされたいと思っているもの。いわゆる承認欲求というやつですね。至極当たり前の感情です。

強く意識していなくても、普通に他人に必要とされて嫌がる人は少ないはず。(仕事における過度な要求は別です)

先頭の内容と重複する部分もありますが、ニートというのはその現状にとにかく引け目を感じているはずなので、そういった意味でも、社会復帰できれば勤労と納税を同時にこなす=社会貢献できていると、胸を張って言えるものです。

ほとんどの人にはそれが当たり前にできていることかもしれませんが、ニートにとってそれは大きいことです。

ニート状態を脱出するために

最初の一歩を踏み出す、ここが一番難しいかもしれません。年齢とかも影響してきます。若い方が明らかに身軽で、社会の間口も広いです。かといって年齢がある程度いったらすべて終わりかというと、そんなこともありません。

間違いなく言えることは、なにもしなければなにも起きないということです。周りが自分を気遣って手を差し伸べてくれる・・・なんてことは、まずありません。期待するだけ時間の無駄です。

また世間のほとんどの人が、他人に手を差し伸べてやるほど、暇も金もないし、その必要性もない人が大半です。

一歩を踏み出す。それは自分にしかできない

小さなことでいいから、行動を変える第一歩が必要になってきます。結果、失敗になったっていいのだと思います。死ぬわけじゃないし、そもそも生きていられてるので。

成功失敗に関わらず行動した先には必ずなにかの経験ができます。行動を起こさなかった場合は、なにも変わらないし、わからないままです。

なにか経験できた先には、成功ならそのまま続けてもいいだろうし、失敗なら次はどうしようかとか失敗から学べることも必ずあります。

なによりこれまで現状を変えられないできた自分に対して、”一歩踏み出せた”という大きな自信になるじゃないですか。

これまで色々な人を見てきましたが、人間は自信を奪われることが一番行動をできなくさせる原因だと思っています。

体験談:私の場合

具体的には、バイトを始めました。といってもいきなり長期ではなく、最初は2ヶ月の期間限定バイト。その後、またなんとなく数か月休んだ後に、今度は普通のバイトを。

最初の期間限定バイトをしだすまでにニートになってから約3年かかっています。

延々とネトゲをやっていた3年でしたが、それはそれで楽しかったです。
今にして思えば、なぜ行動を起こそうと思ったのか、起こすきっかけがつかめたのか、完全に説明はできない状態ですが、ネトゲにも飽きてきていて、金もなさすぎるのでとりあえずなにかするか、ぐらいだったような気がします。

また、昔、新卒正社員だった当時は、所詮バイトなんてと、見下してる部分もありましたが、ニート中はコンビニのバイトの人でさえ、自分より世の中の役には全然立ってるじゃんと、思ってたこともあります。

小さなことでいいから、行動を起こそう!

まずは難しく考えないことです。そして現実から逃げないことです。厳しいことをいうようですが、逃げ続けた先にはなにもありません。私にはそれがよくわかります。

簡単な一歩としては家の手伝いをする、とかでもいいんじゃないでしょうか。一人暮らしをしているニートなんてまずいませんからね。住むところと食うものを提供してくれる人がいるから、成り立っているわけであって。

家の手伝い、一銭にもならないかもしれませんが、やってみると意外と時間も取られるし重労働なんですよ。そしてやることも多いです。家族にまず貢献する、これも立派な社会貢献です。

どうせ時間は腐るほどあるんです。焦る必要もないし、焦っていきなり前に超進もうとしたって、そもそもそれが出来ないんですから。

とりあえず二酸化炭素と排泄物出すだけの存在から脱出するところから始めましょう!

正社員がきついって本当?【むしろきついのは非正規労働者】

正社員がきついって本当?【むしろきついのは非正規労働者】
今の時代、正社員として働くってどうなんだろう。よく大変て聞くけど、やっぱりきついのかな?

終身雇用崩壊の兆し、老後の2千万円問題。
ニュースを見ていると、そんな話ばかり。

実際の現実問題として、正社員として働くメリット、デメリットは?はたまた正社員になるにはどうすればいいんだろう。


こういった疑問にお答えします。


そんな私は、新卒で入社した会社は4年で退職しました。その後ニートを3年くらいやり、現在の会社に11年前にアルバイトとして入社しました。
契約社員を数年経た後、正社員になり、現在は管理職として店長をやっています。

正社員てやっぱりきついのかな?

正社員てやっぱりきついのかな?
正社員は責任も重く、仕事もきつい。そんなイメージをお持ちじゃないでしょうか。

イメージと実態

とりあえず契約社員や派遣社員として働いている、特にやりたい仕事も見つからない、または正社員の仕事自体見つからない。

人によって状況は様々かと思います。
業種によっては、残業は避けられない、時には休日出勤もしなくてはいけない。そんなことももちろんあります。

また契約社員や派遣社員ならほとんど残業をしなくてすむ。重い責任をもたされなくてすむ。遠方への転勤もない。そういった理由で契約社員を継続されてる方も多いです。

ただ、仕事内容によっては正社員でも楽な仕事はあるし、契約社員だからといって正社員以上にきつい仕事をしている人もたくさんいます。

しかしながら一般的に見れば、正社員の仕事の方がきついというのはほぼ間違いないでしょう。やっぱり正社員の仕事は大変です。

有期雇用(非正規雇用)で言われただけの仕事をするのとはわけが違います。※あくまで多数がという意味。

また近年法改正されて、契約社員でも長くやっていれば、会社と無期雇用契約を結べます。だからといって給与待遇面が改善されるわけではありません。

長期的に見ると、契約派遣社員の方がきつくなり、正社員が楽になる

今目の前にある、仕事だけ捉えてしまえば、契約社員は楽で正社員がきついと思ってしまうのは仕方ありません。

しかしそれはあくまで一時的。将来なんとかなるだろうと思っている間だけです。20代30代のうちはまだいいかもしれません。

40歳も過ぎた頃、なんとかならなくなってきた現実に直面した時の、経済的きつさ精神的きつさは、仕事内容のきつさ以上に重く圧し掛かってくることでしょう。

また年齢が上がるにつれ、周りからの扱いが冷たくなり仕事先や派遣先の選択肢が減り、楽をするどころかどんどんきつい仕事をする羽目になる可能性が高いです。

給料は上がらず、いつ仕事がなくなるかわからない、その不安は、仕事がきついと感じるより遥かに大きいもの。またそうなってしまった時に、正社員になろうとしてもほぼ手遅れです。

雇用面においても、ひとたび不景気になり、人減らしが始まれば、会社は非正規労働者からバッサリ切っていきます。それが簡単だからです。

一方無期雇用の正社員であれば、企業も簡単に解雇できないようになっています。法を犯すことなく普通に働いている人間を不当に切ることはできないのです。

そもそも正社員になれるのかな?求人は契約社員・アルバイトばかり

そもそも正社員になれるのかな?求人は契約社員・アルバイトばかり
正社員になるには、いくつか方法があります。

新卒で入る(これは特権)、バイトで入り私のようにそこで正社員になる、転職活動をして最初から正社員として雇ってもらう など。

また今は労働売り手市場で、日本人の労働力が圧倒的に不足しています。

しかし正社員を雇用することは、会社側にとっても経費負担が大きくなるため、即正社員とはせず一旦契約社員などで雇用し、そこからステップアップの道を用意している会社も多いです。

気になる会社があったら事前のリサーチは必須ですね。

例:私の場合

私が正社員になれたのは運が良かった!・・・と言ってしまったらそれでお終いなんですが、当時を思いだせば、実際かなり努力していたかとは思います。

小売業なので買って頂くための努力、売ることへの執念、お客様へのサービス精神。それらは周りよりも少し秀でていたかもしれません。

またここが結構重要ですが、長く続けていると周りが勝手に落ちていきます。競争相手が勝手に辞めていくんです。これは長く続けていることの確実なメリットの1つです。

人間関係でも色々ありました。ほんともう、ありすぎて書ききれませんが、揉めたりした際、その場ではイヤな気持ちになりましたが、あまり気にせず仕事に邁進し続けました。

その結果で今があります。

面接のコツ

私も日々の業務の中で、採用に携わっていますので、少し書いておきます。これまで何人も面接をしてきました。

何人もやっているとですね、、だんだんと飽きてきます(^^)/これはまぁ冗談ですが、半分本当です。その理由は以下。

第一印象

まず、電話→初対面の挨拶→の流れで合否の70%ぐらい占めてます。第一印象は本当に大切です。

第一印象とは、もちろん電話での受け答えもありますが、初対面の時の清潔感、挨拶、相手の目を見て話しているかなどです。

参考 ⇒ 【パート・アルバイト】面接のコツを紹介!以外なところを見ています

面談をしてみると・・・

その後実際の面談をやるわけですが、定型のコピペみたいな発言聞くと、「またか・・・」です。これはどこの採用担当者も感じているのではないでしょうか。

そういうつまらないこと?をいう人間に限って、ちょっと突っ込んだ質問をすると、だんまりになったり筋の通らない説明をし出します。

結局その話に中身がないからなんです。上辺で話していると、まず間違いなく見抜かれます。

結論から言って、おもしろいことや奇抜なことを言う必要はありません。かといって定型コピペではダメなんです。「何事も自分の言葉で話す」が重要です。

そこには必ず他人とは違うオリジナリティが出ます。当たり前です。誰1人同じ価値観の人間もいなければ、同じ人生を歩んできた人もいないので。

その結果その会話の中身はその人しか話せないことになり、会話が深みを増します。

例:志望動機(ちょっと極論)

例①:御社の売っている商品が好きで興味があり、社会勉強も兼ねて働きたいと思いました。
例②:課金ガチャ毎月6万円分やらないといけないので、どうしてもお金が必要なんです。

①も②も突っ込みどころ満載ですが、もしどちらかを選べとなったら、私なら絶対②番です。①は動機が曖昧、②ははっきりしています。

※極端な例です。普通に②言ったら落ちますが、受かるところもあるとは思います。仕事内容についての志望動機ではないですが。

この面接のコツは、アルバイトを基準としていますが、正社員でも大きく差はありません。正社員の場合は、会社に対してあなたという個人がどういう価値を提供できるか、が追加で必要になってきます。

面接官がみているのは、これまでの過去ではなく、これからこの人は自分の会社でどれくらいの価値を提供してくれるだろうか?です。

アルバイトの採用であれば、すぐに辞めないか?適応できるか?など。但し「自分の言葉で話す」は雇用形態に関係ありません。

正社員のメリット・デメリット

正社員のメリット・デメリット
一口に正社員といっても、業種や中小企業大企業で、働き方、給与面、待遇面とかなり大きな違いがあります。

例えば給与面でいっても、片や年収300万、片や年収800万とその差は歴然。

とはいえ、非正規労働者の場合は、年収300万を越えてくる人はほぼいないと思いますので、その壁は破れます。

メリット

●バイトや派遣を延々と続けるのも悪くはないが、どうせ同じ時間を使うのであれば、正社員になった方が良い。確実に収入の底上げができる。
●よほどのブラックでなければ、福利厚生面は俄然よくなる。
●責任と権利は同義。言われたことだけやっていればいいバイトよりは、やりがいも増す。
●また打ち切りや解雇がない。転職の際、正規雇用で勤めていたという実績ができる。

デメリット

●そもそもなるのが大変かもしれない。
●労働時間が基本フルタイムになる。
●結果(数値)に対する責任が大きくなる。
●アルバイトや新人の失敗の後始末をしなければいけない時がある。

今後に向けて

方向性はいくつかあると思います。

現状を変えたければ、なにか行動を起こすしかありません。イヤなのに現状を続けている、という人はこの先も明るくはないでしょう。他人が手を差し伸べてくれて、現実が変わっていくことなんかまずないからです。

以下、考えられる主な選択肢です。

転職する

環境というのは大事です。人は環境によってずいぶん変わると思います。幼少期ももちろん大人になってからもです。環境が人を作っているといっても過言ではありません。人の性格形成に、育った環境が大きく影響することは、皆さんもわかると思います。

自分の身を置く環境を変えることが、結果的に自己の中に違った意識や変革をもたらし、行動自体変わってくると思います。

行動が変われば、考え方も変わります。現状であれこれ考えて・・・結局行動できないまま、が一番機会損失です。

スキルを身につけるor学校にいく

これまでの職場での経験を生かせるスキルを身に着ける磨きをかける、またはまったく別のスキルを独学で身に着けるもありでしょう。それを糧に、新しい仕事を目指すもよし。独立を視野に行動していくもよし。

もしくは新たに学校へ行く、時間が取れない方はオンラインスクールで学ぶなどもありでしょう。

いずれにしろ行動を変えていき、新しいことにチャレンジすることは、満足しない現状を続けているより遥かに生産的です。

努力した結果報われないかもしれません。それでも、なにも行動しなかったら、それさえもわからないままだからです。

現状を維持する

現状に満足している場合はそのままでもいいでしょう。人間、幸せの基準や価値は人によって全然違います。ストレスが最も少ない環境というのが理想ですよね!

その職場をそのまま維持し、上を目指せる機会があるのなら、積極的にそこに挑戦すれば良いのだと思います。挑戦することにリスクはないですよね。上にいける機会もないようでしたら、職場を変えることを検討してもいいかもしれません。